ポトスの寄せ植えに挑戦したいけれど、どの植物との相性が良いのか分からず、悩んでいませんか。せっかくなら、ポトスと他の植物が元気に育つ組み合わせを選びたいものです。
この記事では、ポトスの寄せ植えの相性について、初心者の方にも分かりやすく解説します。
定番のポトスとアイビーの寄せ植えのコツから、ポトスのおしゃれな飾り方、さらには玄関にポトスを飾ると風水的にどうなりますか?といった疑問まで、幅広くカバーしています。
この記事を読めば、あなたのポトス寄せ植えがきっと成功に近づきます。
この記事を読むと分かること
- ポトスと相性の良い観葉植物の種類
- 寄せ植えをおしゃれに見せる飾り方のコツ
- ポトスを元気に育てるための管理方法
- ポトスに関する風水の疑問や置き場所のポイント
ポトス寄せ植えの相性!失敗しない組み合わせ方
ここでは、ポトスと一緒に植えるのに適した植物を具体的に紹介します。それぞれの植物の特性を理解し、長く楽しめる組み合わせを見つけましょう。
- ポトス同士の寄せ植えは初心者におすすめ
- 定番!ポトスとアイビーの寄せ植え
- サンスベリアとポトスの寄せ植えも相性抜群
- モンステラとポトスの寄せ植えで存在感を
- ポトスの寄せ植えに花を加えて彩り豊かに
- オリヅルランとの寄せ植え相性も良い

ポトス同士の寄せ植えは初心者におすすめ
ポトスの寄せ植えで最も失敗が少ない組み合わせは、異なる品種のポトス同士を合わせる方法です。なぜなら、同じポトス属であるため、水やりや日当たりといった生育環境の好みが見事に一致するからです。これにより、どちらか一方だけが枯れてしまうというリスクを大幅に減らせます。
例えば、「ゴールデン・ポトス」の鮮やかな黄色い斑と、「マーブルクイーン」の白い斑入り模様を組み合わせると、葉色のコントラストが美しい一鉢が完成します。また、ライムグリーンの葉が爽やかな「ポトス・ライム」をアクセントに加えるのも面白いでしょう。
このように、同じ性質を持つ植物同士であれば、管理の手間も一度で済み、初心者の方でも気軽に寄せ植えの楽しさを味わえます。ただし、注意点として、品種によって成長スピードに若干の違いがあることを覚えておきましょう。
成長が早い品種が他の品種を覆い隠してしまわないよう、時々つるの向きを調整したり、軽く剪定したりすることが、美しい状態を保つための鍵となります。要するに、管理が非常に楽なポトス同士の寄せ植えは、寄せ植えの第一歩として最適な選択肢の一つなのです。

定番!ポトスとアイビーの寄せ植え
ポトスとアイビーは、寄せ植えの組み合わせとして古くから人気があります。この二つが好相性である理由は、共に日陰に強く、つる性で、乾燥気味の環境を好むという共通点が多いからです。性質が似ているため、同じ鉢で育てても互いの成長を妨げにくく、管理がしやすいと考えられます。
具体的には、ポトスの丸みを帯びた大きな葉と、アイビーの星形や切れ込みのある小さな葉が、互いの魅力を引き立て合います。ハンギングバスケットに植えて高い場所から垂らすと、二種類のつるが絡み合いながら伸びていき、立体感のある美しい姿を楽しめます。
また、鉢の前面にアイビーを、後方にポトスを配置すると、奥行きのあるアレンジが可能です。一方で、両者ともに非常に生命力が旺盛である点には注意が必要です。放置しておくと鉢の中が根でいっぱいになったり、つるが伸びすぎて見苦しくなったりすることがあります。そのため、1〜2年に一度は植え替えを行い、伸びすぎたつるは定期的に剪定して形を整える作業が欠かせません。
これらの点を踏まえると、ポトスとアイビーの寄せ植えは、管理の基本を押さえることで、誰でも美しいグリーンインテリアを実現できる素晴らしい組み合わせと言えるでしょう。

サンスベリアとポトスの寄せ植えも相性抜群
一見すると意外な組み合わせかもしれませんが、サンスベリアとポトスの寄せ植えも可能です。この組み合わせが成り立つ理由は、両者とも耐陰性があり、室内での管理が容易である点にあります。上にまっすぐ伸びるサンスベリアと、下に垂れ下がるポトスを合わせることで、縦のラインと横のラインが組み合わさり、スタイリッシュな印象を与えられます。
寄せ植えをする際の最大のポイントは、水やりです。サンスベリアは乾燥に非常に強く、水のやりすぎは根腐れの主な原因となります。一方、ポトスも乾燥には強いものの、サンスベリアほどではありません。このため、水はけが非常に良い土(サンスベリア用や多肉植物用の土など)を使用することが大切です。
水やりは、土の表面が完全に乾いてからさらに数日待つくらいの間隔で行い、常に乾燥気味に管理することを心がけましょう。デメリットとしては、この水やり頻度の違いから、初心者には少し管理が難しく感じられる可能性がある点です。
もし水の管理に不安があれば、それぞれの植物を別々の鉢で育て、鉢ごと大きな鉢カバーに入れて寄せ植えのように見せる「鉢on鉢」というテクニックを使うのも一つの手です。したがって、乾燥気味の管理を徹底するという前提を守れば、サンスベリアとポトスは互いのフォルムの違いを活かした、モダンで魅力的な寄せ植えになります。

モンステラとポトスの寄せ植えで存在感を
大きな葉と独特の切れ込みが魅力のモンステラは、ポトスとの寄せ植えで主役級の存在感を放ちます。この二つの相性が良いのは、どちらも熱帯アメリカ原産のサトイモ科の植物で、似たような環境を好むためです。明るい日陰を好み、比較的多湿な環境にも強いという共通点があります。
具体的には、大型の鉢にモンステラを中央に植え、その株元を覆うようにポトスを配置するのがおすすめです。モンステラのダイナミックな葉の下で、ポトスのつるが地面を這うように広がったり、鉢の縁から垂れ下がったりすることで、足元が寂しくならず、まとまりのある一鉢に仕上がります。
これにより、まるでジャングルのような野性味あふれる雰囲気を演出できるのです。ただし、モンステラは成長すると非常に大きくなる植物です。寄せ植えをする際は、将来の成長を見越して、かなり大きめの鉢を用意する必要があります。
また、モンステラの成長に伴い、ポトスに当たる光が少なくなりすぎる可能性も考えられます。定期的に鉢の向きを変えて、ポトスにもまんべんなく光が当たるように配慮することが、元気に育てるコツです。以上の点を踏まえると、スペースの確保と光の管理に気をつければ、モンステラとポトスの寄せ植えは、インテリアの主役となる見事なオブジェになります。

ポトスの寄せ植えに花を加えて彩り豊かに
観葉植物であるポトスの寄せ植えに、花が咲く植物を加えることで、グリーンに彩りを添え、季節感あふれる一鉢を作ることが可能です。寄せ植えが成功する鍵は、ポトスと同じく日陰や半日陰に強い性質を持つ花を選ぶことです。直射日光を好む草花と組み合わせると、置き場所に困ったり、どちらかが弱ったりする原因になります。
ポトスと相性の良い花の代表例として、インパチェンスやベゴニア、日々草などが挙げられます。これらの花は、比較的少ない光でも次々と花を咲かせる性質があり、ポトスの生育環境によく馴染みます。例えば、鉢の中心や後方に背の高いポトスを配置し、その手前に色とりどりのインパチェンスを植えれば、華やかで立体的なコンテナガーデンが完成します。
注意点としては、花の咲く植物は一般的に観葉植物よりも多くの水分や肥料を必要とすることです。水やりはポトスに合わせるのではなく、花の状態を見ながら少し頻繁に行い、定期的に液体肥料などを与える必要があります。また、花がらはこまめに摘み取ることで、病気の予防になり、次の花が咲きやすくなります。
このように、管理の手間は少し増えますが、ポトスと花の寄せ植えは、グリーンだけでは表現できない華やかさと季節の移ろいをもたらしてくれる魅力的な選択肢です。

オリヅルランとの寄せ植え相性も良い
シャープな葉と、細長い茎(ランナー)の先に子株をつけるユニークな姿が人気のオリヅルランも、ポトスとの寄せ植えに適した植物です。両者がうまく共存できる理由は、共に非常に丈夫で繁殖力が強く、多少の日陰にも耐えられるという性質を共有しているからです。
特別な管理をしなくても元気に育ってくれるため、植物の扱いに慣れていない方でも安心して挑戦できます。ポトスの垂れ下がるつると、オリヅルランのアーチを描く葉やランナーが組み合わさることで、動きのある軽やかな印象の寄せ植えになります。特にハンギングバスケットに植えると、両者の特徴が最大限に活かされます。
ポトスのつるとオリヅルランのランナーが鉢の下へと伸びていき、風に揺れる姿は非常に涼しげです。オリヅルランの葉に斑が入っている品種を選べば、ポトスの葉色とのコントラストも楽しめます。この組み合わせで気をつけるべき点は、両者の繁殖力の強さです。
数年もすれば鉢の中は根でいっぱいになり、子株もたくさん増えて窮屈な状態になってしまいます。美しく健康な状態を維持するためには、定期的な植え替えと、増えすぎた子株の株分けが不可欠です。これらのことから、オリヅルランとポトスの組み合わせは、手軽に始められる一方で、植物の成長に合わせてメンテナンスを行う楽しさも教えてくれる好相性のパートナーと言えるでしょう。
ポトス寄せ植えの相性を活かした飾り方と疑問解決
寄せ植えを成功させるには、植物の組み合わせだけでなく、その後の飾り方や管理方法も大切です。ここでは、寄せ植えをより楽しむためのヒントや、よくある疑問についてお答えします。
- ポトスのおしゃれな飾り方のヒント
- おしゃれなポトスの支柱で立体感を演出
- ポトスをこんもりさせたい時の育て方
- 玄関にポトスを飾ると風水ではどう?

ポトスのおしゃれな飾り方のヒント
ポトスの寄せ植えをより魅力的に見せるためには、飾り方に少し工夫を凝らすことが効果的です。置き場所や使うアイテム次第で、同じ寄せ植えでも全く異なる表情を見せてくれます。大切なのは、植物の成長する向きや特性を活かしてあげることです。
高い場所から垂らすハンギング
ポトスやアイビーのようなつる性の植物を寄せ植えにした場合、最もおすすめなのがハンギングです。窓辺や天井、カーテンレールなどから吊るすことで、つるが自然に垂れ下がり、空間に動きと潤いを与えてくれます。目線より高い位置にグリーンがあると、部屋が広く感じられる効果も期待できます。
棚やシェルフで高低差を出す
本棚や飾り棚(シェルフ)に置くのも素敵な飾り方の一つです。棚の端に寄せ植えを置き、ポトスのつるを棚から垂らすように飾ります。このとき、隣に背の高い雑貨や他の小さな観葉植物を並べるなど、高低差を意識してディスプレイすると、より洗練された印象になります。
鉢カバーで印象を変える
植え込んでいる鉢を、デザイン性の高い鉢カバーにすっぽりと入れるだけで、インテリアの雰囲気を大きく変えられます。ナチュラルなカゴ素材、モダンな陶器製、スタイリッシュな金属製など、部屋のテイストに合わせて選ぶのが楽しいでしょう。
季節ごとに鉢カバーを変えるだけで、手軽に模様替え気分を味わうことも可能です。これらの方法を参考に、ぜひあなたの空間に合った飾り方を見つけてみてください。
おしゃれなポトスの支柱で立体感を演出
ポトスは本来、他の樹木などに着生しながら上へと伸びていく性質を持つ植物です。そのため、支柱を使ってつるを上に誘引してあげると、垂らすのとはまた違った、立体的で躍動感のある姿を楽しめます。これは寄せ植えの場合も同様で、後方に支柱を立てることで、作品に高さと奥行きが生まれます。
ヘゴ支柱
最も一般的なのが「ヘゴ支柱」です。これはヘゴというシダ植物の気根を乾燥させて棒状にしたもので、表面が多孔質で水分を保ちやすい特徴があります。ポトスはつるから気根を出し、この支柱に張り付くようにして登っていきます。自然の姿に近いため、植物にとっても理想的な支柱と言えます。
トピアリー・リング
リング状やアーチ状のワイヤーを支柱として使い、そこにつるを絡ませていく方法もあります。ハート形や円形など、好きな形に仕立てることができ、寄せ植えにデザイン性や遊び心を加えたいときにぴったりです。特に、つるが長くなってきたポトスのアレンジに適しています。
天然木や流木
インテリア性を重視するなら、自然の木の枝や海岸で拾った流木を支柱代わりにするのも非常におしゃれです。無骨でナチュラルな木の質感と、生き生きとしたポトスの葉のコントラストが、アート作品のような雰囲気を醸し出します。
ただし、木が腐らないように、水やりの際には直接水がかかりすぎないよう注意が必要です。このように、支柱を一本加えるだけで、ポトスの寄せ植えはより表情豊かで魅力的なものに変わります。

ポトスをこんもりさせたい時の育て方
ポトスを育てていると、つるばかりが間延びして伸びてしまい、株元がスカスカで寂しい印象になってしまうことがあります。寄せ植え全体をバランス良く、葉が密生した「こんもり」とした姿に仕立てるには、定期的な「剪定(せんてい)」が鍵となります。
剪定とは、植物の枝や茎を切り、形を整えたり成長を促したりする作業のことです。ポトスの剪定に適した時期は、生育期である春から秋(5月〜9月頃)です。この時期は生命力が旺盛なため、切ってもすぐに新しい芽が出てきます。逆に、冬場の剪定は成長が鈍っているため、回復に時間がかかったり、株が弱ったりする原因になるので避けるのが無難です。
剪定の方法はとても簡単です。伸びすぎたつるを、好みの長さでカットするだけです。切る位置は、葉の付け根にある「節(ふし)」の少し上で切るのがポイントです。この節の部分から新しい脇芽が伸びてきて、枝分かれすることで株全体のボリュームが増していきます。
切り落としたつるは、水を入れたコップや瓶に挿しておくと、数週間で根が出てきます。これを「水挿し」と呼び、根が十分に伸びたら土に植えて新しい株として育てることも可能です。以上の点を踏まえ、恐れずに定期的な剪定を行うことが、ポトスを理想的なこんもりとした姿に育てる最も効果的な方法です。
玄関にポトスを飾ると風水ではどう?
風水において、観葉植物は「良い気」を生み出し、空間のエネルギーを整えるアイテムとして重宝されます。特にポトスは、その生命力の強さから、風水的に非常に良い効果を持つとされています。玄関は、家の中に良い運気を呼び込むための入り口とされる最も重要な場所です。
ポトスがもたらす風水効果
ポトスは「陽の気」を持つとされ、置かれた場所の気を活発にする働きがあると言われます。丸みを帯びた葉は、人間関係を円滑にし、リラックス効果をもたらすと考えられています。また、下向きに垂れ下がる性質から、悪い気を鎮め、穏やかにする効果も期待できるのです。
これらの理由から、人の出入りが多く、気の流れが激しい玄関にポトスを置くことは、家全体の運気を安定させ、高める上で非常に良いとされています。
玄関での置き場所のポイント
玄関に置く際は、気の流れを妨げないように、人の通行の邪魔にならない場所に置くのが基本です。シューズボックスの上や、隅のスペースなどが適しています。また、植物が元気に育っていることが、良い運気を生むための絶対条件です。日当たりが悪い玄関の場合は、定期的に明るい場所に移動させて日光浴をさせたり、照明を当てたりする工夫が必要になります。
枯れた葉はすぐに取り除き、常に清潔で生き生きとした状態を保つことを心がけましょう。これは風水的な観点だけでなく、植物を健康に育てる上でも大切なことです。

まとめ:ポトス寄せ植えは相性を理解して楽しもう
この記事で解説した、ポトスの寄せ植えに関する重要なポイントを以下にまとめます。
- 寄せ植えは植物同士の生育環境の相性が最も大切
- 初心者には同じ性質を持つポトス同士の寄せ植えがおすすめ
- ポトスとアイビーは耐陰性や性質が似ており定番の組み合わせ
- サンスベリアとの寄せ植えは水やり管理が最大のポイント
- モンステラとは科が同じで似た環境を好み相性が良い
- 花の咲く植物と合わせる際は日陰に強い品種を選ぶ
- オリヅルランも丈夫で育てやすくポトスと好相性
- 寄せ植えの管理では水やりと肥料のバランスに注意する
- ハンギングで飾るとつる性植物の魅力が引き立つ
- 支柱を使うと立体感と躍動感を演出できる
- こんもりさせるには生育期の定期的な剪定が不可欠
- 剪定で切ったつるは水挿しで増やせる
- 風水ではポトスは良い気を生むとされる
- 玄関にポトスを置くと家全体の運気アップが期待できる
- 植物を元気に保つことが良い風水効果の基本
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